2021年5月は記録史上、最も雨の多い5月になるだろうと言われるほど、季節外の雨と強風が数週間続いているイギリス、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
暖房が必要なほど寒い冬の気候はさすがに過ぎ去りましたが、それでも朝晩は冷え込むことが多く、まだまだ春らしいイギリスの暖かさを楽しめる状況ではありません。
6月中旬から7月初旬にかけては20ºCを超える暑い日になるとの予報ですので、今から暖かい日々を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
イギリス留学エージェント「留学@UK」には今年の夏以降または来年の春から長期留学をご検討中の方からのお問い合わせが続々と届いており、今後のキャリケア形成やステップアップ、自分探しのために計画的にイギリス留学をご検討されている方々の本気度が伝わってきます。
イングランドのロックダウン解除:Step 3
さて、先日2021年5月17日(月)にイギリス政府は、イングランドが計画通りにロックダウン解除の次のステップ、「Step 3」に移りました。
第3段階では、更なる規制解除が実施されます。
これは、以下の判断基準に従っており、イギリス・イングランドの情勢が改善していることを表します。
- ワクチン接種計画が順調に進んでいること
- ワクチン接種者の入院・死亡率が下がっていること
- 感染率が医療機関をひっ迫する状況でないこと
- 新しい変異株が出ていないこと
なお、これまでのイギリス・イングランドの規制緩和の流れは以下のご覧ください。
https://www.ryugakuatuk.com/unlocking-lockdown-march-2021/
https://www.ryugakuatuk.com/unlocking-lockdown-march-2021-2/
https://www.ryugakuatuk.com/unlocking-lockdown-april-2021/
第3段階
2021年5月17日(月)から最大30人が屋外で会うことができるようになりました。
屋内では最大6人または2世帯が会い、宿泊することができるようになりました。
更に、レストランやパブ、バー、カフェでは屋内で着席する形であれば飲食できるようになりました。
博物館、美術館、劇場、映画館も再開し、ホテルやホステル、B&Bというような宿泊施設も再開しました。
大人向けの屋内グループ運動施設も再開しました。
親しい友人や家族とはハグすることが認められましたが、感染リスクは引き続き高くあるため、自己判断で注意する必要があると言われています。
第3段階の規制解除が留学生に与える影響
博物館や美術館等、文化施設が再開したため、留学生はこれまで以上に滞在都市内の観光や授業外のアクティビティー等を楽しめるようになります。
2mのソーシャルディスタンスの維持は継続しているため、全ての語学学校が元通りにソーシャルアクティビティーを行なっているわけではありませんが、留学生が自主的に観光面も楽しめるようになってきました。
これまでは屋外で着席する形でのレストランやパブ、バー、カフェでの飲食のみ再開していましたが、あまり天候が優れなかったため、屋内での飲食再開は朗報ではないでしょうか。
夏のイギリスの屋外での飲食も気持ちがいいものですが、そのような心地よい気候になるまではもう少々時間がかかりそうですね。
Traffic light system
2021年5月17日(月)から、イギリス・イングランドとスコットランドでは「Traffic light system」が導入され、イギリス政府は国・地域をGreen(緑色)、Amber(黄色)、Red(赤色)と、3色の信号の色に分けて、情勢を総合的に判断し、国際的な移動の指標としています。
Greenリストの国・地域にはイギリスから観光旅行が許可され、イギリス(再)入国時の10日間の自己隔離は不要となります。
Amberリストの国・地域にはイギリスからの観光旅行は許可されているか否かについて、連日メディアが議論を繰り広げているため、イギリス運輸大臣も「常識」の範囲内での行動を呼びかけています。
この状況をどのように解釈していいか明確な政府からの指針はなく、曖昧さが残っています。
イギリス入国時には10日間の自己隔離が必須となりますが、日本もAmberリストに含まれているため、引き続き10日間の自己隔離が必要です。
そのため、今年の夏以降のイギリス留学をご検討中の方が多いように見受けられます。
イギリス留学は教育目的でのイギリス入国となりますので、10日間の自己隔離を行っていただき、到着後2日目と8日目の自己検査を受けていただけたら、問題なく語学学校に通っていただけます。
Redリストの国・地域にはイギリスに原則入国しない、イギリスからも訪れないよう政府が呼びかけていますので、イギリス留学時に経由便でRedリストを経由することがないよう、ご注意ください。
Redリストからイギリスに入国した場合、政府が管理するホテルで10日間の自己隔離が必須となります。
リストは今後定期的に更新される予定です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査
2021年4月9日(金)からイギリス・イングランド在住者は全員が無料で週2回の検査を受けることができます。
様々な検査方法から選べるため、詳しくは在住・滞在先の行政区の公式サイトをご確認ください。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン摂取
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンは年齢別・既往症別のグループによって、段階的に摂取が進んでいます。
今年の夏までにはイギリス在住の大人全員がワクチン接種できると政府は想定しており、6ヶ月間以上滞在できるビザを取得している長期留学生・YMSの方は、ビザ申請時にImmigration Health Surchargeを支払っているため、イギリスの国民健康サービス「NHS」からお知らせが届くとワクチン接種の順番がまわってきます。
自費接種や他国にあるようないわゆる「ワクチン留学」はイギリスでは不可能です。
今後の規制解除
2021年6月21日(月)に最終段階、第4段階に移行する予定です。
最終段階では全ての規制解除と、最後まで残されていたナイトクラブの再開が予定されています。
各段階の規制解除から少なくとも5週間毎にイギリス政府は方針を見直しますが、情勢によっては計画が遅れる可能性も十分にあります。
どんなに状況がよくなっても、規制解除の計画が早まることはありませんので、長期的な目で見て、一人一人が日常生活の変化に対応する必要があります。
イギリスの語学学校
多くの語学学校は校舎での対面授業を順次再開していますが、対応は各語学学校によって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
語学学校によっては複数の校舎の留学生を規模の大きい校舎にまとめて対面授業再開していたり、コースによってはオンライン授業を継続して行っていたり、対面授業とオンライン授業を組み合わせて授業を行っていたりと、変則的な対応をとっている場合もございます。
慎重な対応をとっていると解釈できますので、この点からも留学生の健康と安全を第一に考えるイギリスの教育事情を垣間見ることができます。
留学エージェント「留学@UK」は現地の最新情報と合わせて、2021年のコロナ禍でのイギリス留学を安心サポートしております。
語学学校のソーシャルアクティビティー
各語学学校はオンラインで課外活動、ソーシャルアクティビティーを無料で開催しています。
ロックダウン規制解除に伴い、徐々に対面でのソーシャルアクティビティーも開催される予定ですが、ソーシャルディスタンスや人数規制等、制限がある中での活動となりますので、自由に観光旅行やショッピングを楽しみたいという方は今年の夏以降のイギリス留学がおすすめです。
イギリス現地在住者の目で見た、メディアが伝える情報より生活に根付いた、今のイギリスの最新情報をお伝えできるのは現地ロンドンにオフィスがある留学エージェント「留学@UK」の強みの一つです。
2021年夏以降の留学をお考えの方は、ぜひイギリス留学専門の留学@UKにお気軽にお問い合わせください。