2週間ほど前に雪が積もったとは思えないほど、冬にしては暖かく、日が伸びてきたイギリス・ロンドン。
だんだんと春の気候になるにつれて、外出したくなる方も多いのではないでしょうか。
まだまだ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の規制が続いているため、不要不急の外出はできませんが、今後、元の生活に戻る兆しが見えてきました。
イギリス政府の発表
昨日、2021年2月22日にイギリスのボリス・ジョンソン首相が、イギリス・イングランドのロックダウン(都市封鎖)の段階的な解除について発表しました。
この発表を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。
なお、イギリスは連合王国のため、昨日の発表はイギリスの構成国の一つ、イングランドの対応に関するものです。
他の構成国、ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの3国の対応はそれぞれの政府が独自に定めています。
ロックダウンの段階的な解除
情勢を考慮しながら、4つの段階に分けて、徐々にロックダウンが解除されていく予定です。
新型コロナウイルスの感染者数の増加やワクチン摂取率等、データを元に慎重に判断されるため、昨日の発表通りにロックダウンが解除されるかはまだ分かりません。
徐々に軽減されていくルールを一人一人がしっかりと守ることが重要となります。
ロックダウン解除の判断基準
ロックダウンの解除には、以下の4つの判断基準が考慮されます。
- ワクチン接種計画が順調に進んでいること
- ワクチン接種者の入院・死亡率が下がっていること
- 感染率が医療機関をひっ迫する状況でないこと
- 新しい変異株が出ていないこと
第1段階:学校再開
2021年3月8日(月)から学校での対面授業が再開されます。
現在、イギリス留学中の留学生はオンラインで授業を受けていますが、イングランドの学校は校舎で対面授業ができるようになります。
イングランドのほとんどの語学学校は2021年3月8日(月)から対面授業を再開する予定ですが、ごく一部の語学学校によっては異なる学校再開日を定めています。
現在留学中の方は学校担当者からお知らせメールが届くまでお待ちいただくか、留学@UK担当者までお問い合わせください。
イギリス留学の時期を検討されている方は留学@UKまでお問い合わせください。
合わせて、屋外の公共スペース(例:公園)で2人が会うことができます。
2021年3月29日以降は「Stay at Home」のルールが終了しますが、多くの規制は残り、旅行はできません。
2世帯または6人までが屋外で会うことができます。
屋外スポーツ施設(例:テニス・バスケットボールコート、屋外スイミングプール)も利用可能となります。
葬儀には最大30人が参列できますが、結婚式・お通夜には6人までが参列できます。
第2段階
(第1段階実施の5週間後以降を計画)
イースター休暇が明けた2021年4月12日から生活必需品以外を扱う(Non-essential)小売店、理・美容室、ネイルサロン、公共の建物・施設(例:博物館、美術館、図書館)が再開されます。
屋内施設(例:ジム)、屋外施設(例:動物園、テーマパーク)や屋外に設置されたテーブルでのアルコール提供が再開されます。
葬儀には最大30人が参列できますが、結婚式・披露宴・お通夜等には15人までが参列できます。
第3段階
(第2段階実施の5週間後以降を計画)
2021年5月17日から屋内のホスピタリティー施設(例:映画館、遊技場、ホテル、屋内スポーツ施設)が再開されます。
イベントは会場の規模や形態により開催できます。
2世帯までが屋内で会うことができます。
接客サービス(例:パブ)での「6人ルール」は引き続き適用されます。
冠婚葬祭には最大30人が参加できます。
国を跨ぐ国際的な移動は情勢を考慮し、制限の解除について見直される予定です。
第4段階に移る前に、イギリス政府はソーシャルディスタンスやマスク等顔を覆うもの(Face coverings)の着用等についても再検討します。
第4段階
(第3段階実施の5週間後以降を計画)
2021年6月21日以降は冠婚葬祭に参加できる人数制限が解除されます。
合わせて、ナイトクラブが再開され、大規模イベント等が開催できるようになります。
押さえておきたいポイントは、今後の情勢によってロックダウン解除の予定がずれ込むことはあっても、早まることはないという点です。
イギリスは世界で初めて新型コロナウイルスのワクチン接種を開始しましたが、まだ十分に行き渡っていないため、慎重な対応をとっています。
ワクチン接種者に十分な効果が現れているかの検証は、少なくとも5週間の期間が必要とされています。
イングランド以外のイギリスの構成国3つ、ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの対応は今後発表される予定です。
今年3月以降のイギリス語学留学・YMS(Youth Mobility Scheme/いわゆるワーキングホリデー)をご検討中の方はイギリス・ロンドンにオフィスを構える現地留学エージェント「留学@UK」にお問い合わせください。
在英歴の長いスタッフが信頼のEnglish UK Partner Agency認定留学エージェントとして、現地の最新情報を日本語で正確にお伝えし、最適な留学プログラムを手数料完全無料でご案内いたします。
イギリス留学最低価格保証でどこよりもお得にイギリス留学を実現し、人生のステップアップを図ってみませんか。
お問い合わせは24時間365日、休まず受け付けております。
Contains public sector information licensed under the Open Government Licence v3.0.
(特別に明記されている場合を除き、引用されている掲載情報はOpen Government Licence v3.0に準拠し、Crown Copyrightにより保護されている情報を含みます)
https://www.nationalarchives.gov.uk/doc/open-government-licence/version/3/