イギリス・ロンドンは連日、夏のような晴天が続いていますが、みなさま安全にお過ごしでしょうか。
先週末も暑い日が続きましたが、昨日、2021年6月14日のロンドンでは28.6ºCを記録し、今年の最高気温記録を塗り替えました。
明日6月16日も気温が上昇することが予測されていますが、今週後半から来週にかけて雨模様、雷雨となる予報が出ています。
梅雨のないイギリスのこの季節は日本より湿度が低いため、じっとりとした不快な思いは少ないのではないでしょうか。
暑さに参っている方にとっても恵みの雨かと思います。
さて、イギリス留学エージェント「留学@UK」には来年以降から長期留学をご検討中の方から連日お問い合わせをいただいております。
このような情勢のため、冷静に今後のキャリケア形成やステップアップ、自分探しについて考え直し、そのために計画的にイギリス留学をご検討されている、といったみなさまの本気度が伝わってきます。
もちろんこの夏にイギリス留学・YMS抽選への当選を考えている方のお問い合わせも多数いただいておりますが、イギリス入国後の10日間の自己隔離措置の規制が続いているため、傾向としては慎重な計画を立てる方が多いようです。
イングランドのロックダウン解除:Step 4、最終段階への移行の延期
昨日2021年6月14日(月)にイギリス政府は、イングランドロックダウン解除の最終ステップ、「Step 4」に移る計画を4週間、2021年7月19日(月)まで延期することを発表しました。
第4段階では、全ての規制解除の実施が計画されています。
これは、以下の判断基準に従っており、イギリス・イングランドの情勢が改善していることを表します。
- ワクチン接種計画が順調に進んでいること
- ワクチン接種者の入院・死亡率が下がっていること
- 感染率が医療機関をひっ迫する状況でないこと
- 新しい変異株が出ていないこと
なお、これまでのイギリス・イングランドの規制緩和の流れは以下のご覧ください。
https://www.ryugakuatuk.com/unlocking-lockdown-march-2021/
https://www.ryugakuatuk.com/unlocking-lockdown-march-2021-2/
https://www.ryugakuatuk.com/unlocking-lockdown-april-2021/
https://www.ryugakuatuk.com/unlocking-lockdown-may-2021/
第4段階の延期
当初は2021年6月21日(月)から規制が全面的に解除されることが計画されていましたが、以下の規制解除・ルールの変更が6月21日から行われます。
- 結婚式の参列者の人数規制の廃止(式場のリスクアセスメントとソーシャルディスタンス等の規制の元)
- 介護施設入居者の自己隔離措置の廃止、自己隔離期間中に入居者にケアを提供する方を1名指名可
- 子どもは1泊の旅行に30人までのグループで参加可
- 大規模イベントの試験的再開
イギリス政府は変更点の詳細を近日中に発表予定です。
第4段階移行前の規制
6月21日以降も以下の規制が残ります。
- 屋内と屋外で集まれる人数の制限
- パブ、クラブ、劇場、映画館の人数制限
- スポーツイベントに参加できる人数の制限
- ナイトクラブの閉鎖
第4段階の規制解除延期が留学生に与える影響
今回の発表は規制解除を延期することであり、現在の規制が厳しくなることではありませんでしたので、直ちに留学生に与える影響はないでしょう。
すでに博物館や美術館等、文化施設が再開しているため、留学生は市内観光等を楽しむことができます。
2mのソーシャルディスタンスの維持は継続しているため、全ての語学学校が元通りにソーシャルアクティビティーを行なっているわけではありませんが、一部のソーシャルアクティビティーは再開され、留学生は教室外での課外活動を楽しんでいます。
他にも、留学生が自主的に観光面も楽しめるようになってきました。
これからの季節、イギリスの屋外での飲食は気持ちがいいので、屋内での飲食と合わせて、屋外の席が忙しくなることでしょう。
Traffic light system
2021年5月17日(月)から、イギリス・イングランドとスコットランドでは「Traffic light system」が導入され、イギリス政府は国・地域をGreen(緑色)、Amber(黄色)、Red(赤色)と、3色の信号の色に分けて、情勢を総合的に判断し、国際的な移動の指標としています。
Greenリストの国・地域にはイギリスから観光旅行が許可され、イギリス(再)入国時の10日間の自己隔離は不要となります。
Amberリストの国・地域からイギリス入国時には10日間の自己隔離が必須となりますが、日本もAmberリストに含まれているため、引き続き10日間の自己隔離が必要です。
そのため、今年の夏のイギリス留学を慎重にご検討されている方が多いように見受けられます。
イギリス留学は教育目的でのイギリス入国となりますので、10日間の自己隔離を行っていただき、到着後2日目と8日目の自己検査を受けていただけたら、問題なく語学学校に通っていただけます。
YMS(Youth Mobility Scheme/いわゆるワーキングホリデー)は短期就労ビザに分類されるため、就労目的でのイギリス入国は可能です。
10日間の自己隔離は必要となります。
Redリストの国・地域にはイギリスに原則入国しない、イギリスからも訪れないよう政府が呼びかけていますので、イギリス留学時に経由便でRedリストを経由することがないよう、ご注意ください。
Redリストからイギリスに入国した場合、政府が管理するホテルで10日間の自己隔離が必須となります。
リストは定期的に更新されています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査
2021年4月9日(金)からイギリス・イングランド在住者は全員が無料で週2回の検査を受けることができます。
様々な検査方法から選べるため、詳しくは在住・滞在先の行政区の公式サイトをご確認ください。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン摂取
今週末までには18歳以上の大人は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種の対象となります。
今年の夏までにはイギリス在住の大人全員がワクチン接種できると政府は想定しており、6ヶ月間以上滞在できるビザを取得している長期留学生・YMSの方は、ビザ申請時にImmigration Health Surchargeを支払っているため、イギリスの国民健康サービス「NHS」からお知らせが届くとワクチン接種の順番がまわってきます。
自費接種や他国にあるようないわゆる「ワクチン留学」はイギリスでは不可能です。
今後の規制解除
2021年7月19日(月)に最終段階、第4段階に移行する予定です。
最終段階では全ての規制解除と、最後まで残されていたナイトクラブの再開が予定されています。
各段階の規制解除から少なくとも5週間毎にイギリス政府は方針を見直しますが、今回のように情勢によって計画に変更が生じる可能性は十分あります。
どんなに状況がよくなっても、規制解除の計画が早まることはありませんので、長期的な目で見て、一人一人が日常生活の変化に対応する必要があります。
イギリスの語学学校
多くの語学学校は校舎での対面授業を順次再開していますが、対応は各語学学校によって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
語学学校によっては複数の校舎の留学生を規模の大きい校舎にまとめて対面授業再開していたり、コースによってはオンライン授業を継続して行っていたり、対面授業とオンライン授業を組み合わせて授業を行っていたりと、変則的な対応をとっている場合もございます。
慎重な対応をとっていると解釈できますので、この点からも留学生の健康と安全を第一に考えるイギリスの教育事情を垣間見ることができます。
留学エージェント「留学@UK」は現地の最新情報と合わせて、2021年のコロナ禍でのイギリス留学を安心サポートしております。
語学学校のソーシャルアクティビティー
各語学学校はオンラインで課外活動、ソーシャルアクティビティーを無料で開催しています。
ロックダウン規制解除に伴い、徐々に対面でのソーシャルアクティビティーも開催される予定ですが、ソーシャルディスタンスや人数規制等、制限がある中での活動となりますので、自由に観光旅行やショッピングを楽しみたいという方は今年の夏以降のイギリス留学がおすすめです。
イギリス現地在住者の目で見た、メディアが伝える情報より生活に根付いた、今のイギリスの最新情報をお伝えできるのは現地ロンドンにオフィスがある留学エージェント「留学@UK」の強みの一つです。
2021年夏以降の留学をお考えの方は、ぜひイギリス留学専門の留学@UKにお気軽にお問い合わせください。
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