4月に入り、これからはじまる新生活に心を踊らせている方も多いのではないでしょうか。
新年度は新たな目標を立てる絶好の機会です。
今年度こそは英語学習に(再)挑戦という方は、ぜひイギリス留学をご検討ください。
現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、一時的に語学学校は閉鎖措置を取っていますが、夏以降再開することを視野に入れて、現在はオンライン英語コースを語学学校の経験豊富なネイティブ講師が開講しています。
イギリス時間で日中の開講となり、日本時間の夕方以降に受講可能な方は日本を含む世界中どこからでも受講いただけます。
必要なものはインターネット(Wi-Fi)環境とノートとペン。
そして何より英語学習へのやる気があれば場所は一切関係なく、日本にいながらネイティブ講師の高品質な授業を受けていただけます。
ご興味がございましたら、ぜひ留学エージェント「留学@UK」にお問い合わせください。
新年度でなくても、月初めは気持ちを新たにスタートをきれる節目となる特別な瞬間だと思いませんか。
そんな気持ちにぴったりなイギリスに古くから伝わる風習をご紹介いたします。
Pinch, punch, first of the month
Pinchはつねる、Punchはパンチする、First of the monthは月の初めという意味です。
つまり、「つねって、パンチして、月の初め」というこのせりふですが、直訳では意味が伝わらないかと思います。
このせりふの誕生は諸説ありますが、一般的に知られている謂れは、中世のイギリスの人々がまだ信仰深く、魔女がいると信じていた時代に遡ります。
塩に弱い魔女を弱らせるため塩をひとつまみして、弱った魔女をパンチで追い払うということが、現代では悪い運を追い払って、月初めの幸運を向かいいれるという子供の遊び、いたずらとして残りました。
せりふには若干のバリエーションがありますが、基本的な内容は同じです。
冠詞や接続詞の有無や、FirstとFirst dayの違いと組み合わせが様々ですが、口語の英語はその点が曖昧でも問題なく伝わるため、個人の好みで好きなせりふを選んでいいでしょう。
- Pinch, punch, first of the month
- Pinch, punch, it’s the first of the month
- A pinch and a punch, it’s the first of the month
- Pinch and a punch, it’s the first day of the month
どのようにこの風習が残っているかというと、せりふを言って、もしくは言いながら相手の腕を軽くつねって、軽く拳を当てるという流れですが、ただせりふを言うだけのこともあります。
もちろん、相手が怪我するまでパンチはしない、あくまでも冗談としてのパンチですので、間違っても誰かを傷付けないように注意しましょう。
もしせりふを言った相手に「White rabbits」や「White rabbits, no return」、「No returns」と言われたらつねったり、パンチしたりしてはいけなくなります。
なぜRabbit(うさぎ)かは、古くから月初めに初めて口にすると幸運をもたらすと言われていたことに由来します。
このことが1909年発行の学術雑誌「Notes and Queries」にも掲載されていることは有名です。
この学術雑誌は1849年から現在に至るまで発行され続けている非常に伝統あるもので、現在はOxford University Press(オックスフォード大学出版局)が発行しています。
せりふを言った相手につねられ、パンチされたら何と返したらいいでしょうか。
返しのせりふもちゃんと用意されています。
「A flick and a kick for being so quick」と言います。
Flickは指先で軽くはじく、Kickは蹴るを意味します。
とても速くつねってパンチされたお返しに指先で相手の腕を軽くはじいて、軽く蹴る、ということで、お返しとして実際にすることもあるかもしれません。
もちろん、相手を傷付けないように、あくまでも子供の遊びですので、基本的には言うだけです。
この習慣は午前中までで午後まで長引かないという点も、非常に限られた時間と条件が揃わないとできない、いかにも子供が好む面白さを兼ね備えています。
歴史上非常に深い繋がりがある、過去には同国であった時期も長いアイルランド共和国にも同様な風習があるようです。
イギリスとアイルランド共和国は現在は2つの独立国家ですが、文化や風習には似通った点が非常に多く、日常から戦争の爪痕を含んだ、歴史を感じることができます。
日本史も非常に魅力的ですが、イギリス・アイルランドの歴史も非常に長く複雑で学び甲斐がありますよ。
興味がある方はぜひ歴史書等を手にとってみてください。
イギリスと歴史的繋がりが深い、オーストラリアやニュージーランドにも同様の風習があるようです。
どのように国をまたいで広まった風習か考えるとますます面白いですね。
古くから伝わる風習のためはっきりとした由来がないのも確かですが、それもまた人々の興味を引く要因なのかもしれません。
冒頭でオンラインで受講いただける英語コースをご紹介いたしましたが、やはりイギリスの文化・習慣・伝統は現地で生活して学ばないと体験することができません。
少しでも英語学習やイギリス、ヨーロッパにご興味がございましたら、イギリスでの語学留学・YMS・ホームステイ滞在をぜひご検討ください。
留学@UKは在英歴の長い留学カウンセラーが現地ロンドンからイギリスの最新情報を日本語で正確にお伝えできます。
ぜひSkype・LINEによる無料留学カウンセリング、無料メール留学相談をご利用ください。