YMS CAREERS
YMSでの就職
YMS(Youth Mobility Scheme/いわゆるワーキングホリデー)でのイギリス就職事情と仕事の探し方をご紹介します

YMSとは

YMS(ワイ・エム・エス)は正式には「Youth Mobility Scheme (ユース・モビリティー・スキーム)」と呼ばれるイギリスの短期就労ビザ(査証)です。
18歳から30歳までの特定の国籍の方が対象で、日本国籍の方は2021年以降、年間1500名が年2回(1月と7月)の抽選によって無作為に選ばれます。
YMSの抽選に当選されると最長2年間イギリスでの就労・就学が可能となります。
YMSでの就職
YMSの方はほとんどの職に就くことが許可されているのが魅力の一つです。
就学も許可されていますが、あくまでもYMSでの主なイギリス滞在の目的は就労となります。
即戦力が求められるイギリス社会では、語学力とこれまでの経験を活かした職に就く方が多いようです。

従業員としての就労
企業に雇用されて就労する働き方です。
フルタイム就労の他、パートタイム就労も許可されているため、働き方を自由に選ぶことができます。
従業員(Employee)として働く場合、通常は給与明細(Payslip)を受け取り、所得税(Income Tax)やナショナル・インシュランス(National Insurance、国民保険)、雇用契約によっては年金(Pension)が天引きされて、銀行口座に給与(Salary)が振り込まれます。
自営業として会社を設立する
YMSの方は以下の条件下で自営業を営むことが許可されています。
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賃貸の自宅を使用
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£5,000を超えない設備
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自分以外の従業員を持たない
所得税(Income Tax)やナショナル・インシュランス(National Insurance、国民保険)等の納税の手続きを自分で処理するか専門家に外注する必要があります。
許可されていない職
YMSの方はスポーツコーチ(Sports coach)を含む、プロのスポーツマン(Sportsperson)として就労することは許可されていません。
YMSの方に人気の仕事

YMSの方に人気の仕事は以下のようなものがあります。
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日本語能力を活かした仕事
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日本食レストラン
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日系カフェ
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日系スーパーマーケット・日本食材店
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日本人観光客が多い観光地の土産屋
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日系ゲストハウス
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日系企業
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英語力+これまでの経験を活かした仕事
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レストラン
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カフェ
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現地企業
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YMSでの就職活動
YMSでの就職活動には以下のような方法があります。
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インターネット検索
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派遣会社への登録
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就職エージェントを利用
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地域の求人情報
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求人の貼り紙
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従業員に求人の有無を聞く
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友人・知人の紹介
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起業・フリーランスとして働く

YMSでの就職に役立つウェブサイト

YMSでの就職に便利なウェブサイトのご紹介です。
日本語と英語のウェブサイトがありますので、ご自身の英語力や求人内容・分野に合わせてご覧ください。
イギリスには人材紹介・派遣会社が多くありますので、渡英前から、または渡英直後にまずは登録される方がたくさんいます。
日本語のウェブサイト
英語のウェブサイト
クラシファイド(広告サイト)
求人サイト
ビジネス特化型ソーシャルメディア
イギリスの人材紹介・派遣会社(アルファベット順)
YMSでの就職のポイント
YMSでの就職活動において、押さえておきたいポイントをご紹介します。
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毎日欠かさず情報収集する
就職活動中はもちろんのこと、転職を検討されている方は毎日の情報収集を習慣付けましょう。
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日本語の選考過程でも、履歴書(CV、英文履歴書)とメールは英語で送る
日本語が必要とされる仕事への応募でも、採用担当者やメール連絡の担当者は日本語を話されない場合も考えられます。
親切に「英語で送り直してください」と雇用者側から連絡がある可能性は低く、英語で連絡できる他の応募者が優先されるのがイギリス社会です。


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面接時は職種に相応しい服装を心がける
対面やオンラインでの方法に関わらず、面接時にはいい印象を最大限アピールすることが重要です。
必ずスーツ着用というわけではありませんが、面接や実際の業務に相応しい服装を心がけましょう。
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イギリスの携帯電話番号と銀行口座、ナショナル・インシュランス番号(National Insurance Number)は必須
応募時はウェブサイト経由やメール連絡でも、その後の連絡は電話で行われることも一般的です。
面接前に電話面接や簡単に話をする機会が設けられる場合もありますので、就職活動をはじめる際はまずイギリスの携帯電話番号が必須です。
銀行口座開設とナショナル・インシュランス番号(National Insurance Number)取得は就職活動と並行して進め、仕事開始時には準備できているのが理想です。
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イギリスの就職事情を把握する
イギリスでの就職は面接後、トライアルという試用期間を設ける場合があります。
自分にその職場で働くことが合っているかを見極めるチャンスにもなります。
トライアル後、採用となった場合でも、従業員としての試用期間(Probationary period)が1ヶ月間から数ヶ月間続き、企業によっては異なる部署への配属も経験します。
試用期間が終了すると、晴れて本採用となりますが、それでも終身雇用制度はありません。
