UNITED KINGDOM
イギリス基本情報
イギリスの基本情報を把握して、夢のイギリス留学・YMS・ホームステイをイメージしてみましょう

イギリス基本情報

名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)
首都:ロンドン(London)
面積:約244,495平方キロメートル(世界78位)
日本は377,976.41平方キロメートル(世界62位)
人口:約6,564万8,100人(2016年現在)
日本は約1億2,709万人(2015年現在)、イギリスの約2倍
イギリスの国名
「イギリス」という国名は日本語独自の名称で、日本以外では別の名称で呼ばれています。
イギリスの正式名称は「The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」、日本語では「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。
Kingdom(王国)がUnited(連合した)ため、連合王国としてのUnited Kingdomが成立しました。


正式名称は日常的に使うには長すぎるため、「United Kingdom」や「The UK」という言い方、表記が一般的です。
日本語の「イギリス」は1600年頃、ポルトガル語の「Inglês(イングレス)」(Englishの意)が日本に初めてやってきたヨーロッパ人であるポルトガル人から日本に伝わり、日本語として定着したといわれています。
「英国」はイギリスと同意の日本語の名称で、主に書き言葉や正式な場面で用いられることが多いようです。
イギリスの構成国
イギリスは連合王国であり、4つの構成国から成り立っています。
-
England(イングランド)
-
Wales(ウェールズ)
-
Scotland(スコットランド)
-
Northern Ireland(北アイルランド)


各構成国には首都があります。
-
イングランド:London(ロンドン)
-
ウェールズ:Cardiff(カーディフ)
-
スコットランド:Edinburgh(エディンバラ)
-
北アイルランド:Belfast(ベルファスト)
イングランドの首都ロンドンには連合王国としての議会「Parliament of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会)」があるため、イギリス、連合王国としての首都もロンドンです。
イギリスの国旗
イギリスの国旗は「Union Jack(ユニオン・ジャック)」と呼ばれています。
構成国3国、イングランド、ウェールズ、スコットランドには構成国の旗があります。
北アイルランド独自の旗はありません。


イギリス国旗

イングランドの旗

ウェールズの旗

スコットランドの旗
島国イギリス

イギリスはグレートブリテン島と北アイルランドから構成されているため、正式名称「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」には2つの名前が含まれています。
グレートブリテン島にはイギリスの3つの構成国、イングランド、ウェールズ、スコットランドがあり、世界で9番目、ヨーロッパで1番大きい面積の島です。
イギリスの構成国の1つ、北アイルランドはアイルランド島の北部を占め、南西部はアイルランド共和国と呼ばれる別の国家があります。
イギリスの君主
イギリスは立憲君主制の国家のため、君主が主権を持っています。
現在の君主は女王エリザベス2世(Elizabeth II)であり、1952年2月6日から在位しています。
日本も、諸説ありますが、天皇を国や国民の象徴とする立憲君主制とも言える国家のため、イギリスとは国家としての共通点があります。

イギリス国歌

イギリスの国家は「神よ女王を護り賜え(God Save the Queen)」です。
現在はイギリスの君主が女性国王(Queen)のため「神よ女王を護り賜え」という曲名ですが、君主が男性国王(King)の場合は「神よ国王を護り賜え(God Save the King)」となり、歌詞も変わります。
イギリス国歌の歌詞
God save our gracious Queen,
Long live our noble Queen,
God save the Queen:
Send her victorious,
Happy and glorious,
Long to reign over us:
God save the Queen.
O Lord our God arise,
Scatter her enemies,
And make them fall:
Confound their politics,
Frustrate their knavish tricks,
On Thee our hopes we fix:
God save us all.
Thy choicest gifts in store,
On her be pleased to pour;
Long may she reign:
May she defend our laws,
And ever give us cause
To sing with heart and voice
God save the Queen.
イギリスの通貨
通貨:スターリング・ポンド(Pound Sterling)(£ / GBP)
補助単位:ペニー(Penny)、複数形 ペンス(Pence)
1ポンド = 100ペンス
紙幣:5、10、20、50ポンド
硬貨:1ペニー、2、5、10、20、50ペンスと1、2ポンド


5、10、新20、新50ポンド紙幣はポリマー製、旧20、旧50ポンド紙幣はコットン製です。
20、50ポンド紙幣はしばらくの間、新旧紙幣の両方が流通しますが、旧紙幣は2022年9月30日まで利用でき、2022年10月1日以降は利用できなくなります。
スコットランドと北アイルランドではそれぞれ独自デザインの紙幣も流通しています。
50ポンド紙幣は偽造紙幣が多いため、支払いを断られる可能性があります。
そのため、両替する場合は5、10、20ポンド紙幣を選ぶといいでしょう。
イングランドではスコットランドと北アイルランドの独自デザインの紙幣での支払いを断られる可能性があります。

イギリスのチップ事情

イギリスではチップは基本的に必須ではありませんが、個人の裁量でチップを払うこともあります。
タクシーは料金の10 – 15%程度、レストランはサービスチャージとして10 – 15%程度がチップの目安となります。
現金の他、カード払いの際にチップを上乗せして支払うこともできます。
イギリスへの行き方
日本↔︎ロンドン間は空路で移動できます。
直行便
直行便での日本↔︎ロンドン間の移動は約12 – 13時間の所要時間です。
羽田空港(東京国際空港)↔︎ロンドン・ヒースロー空港間を全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)は毎日就航しています。
成田空港↔︎ロンドン・ヒースロー空港間をブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)は毎日就航しています。
関西国際空港↔︎ロンドン・ヒースロー空港間をブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)は週3-4日就航しています。
通常、直行便をご利用の場合、日本からロンドンへの移動は同日中の到着、ロンドンから日本への移動は翌日の到着となります。


経由便
経由便は日本全国各地の国際空港から多数就航しています。
主にアジア(主に韓国、シンガポール、中国、香港)経由、中東(主にアラブ首長国連邦・ドバイ、カタール、トルコ)経由、ヨーロッパ(主にイタリア、オランダ、スイス、スペイン、ドイツ、デンマーク、フィンランド、フランス)経由でロンドンに渡航できます。
通常、経由便をご利用の場合、日本からロンドンへの移動は同日中の到着となりますが、東南アジアや中東経由の経由便をご利用の場合、翌日の到着となります。
ロンドンから日本への移動は翌日の到着となります。
日本との時差
日本とイギリスの時差は9時間で、日本の方が進んでいます。
イギリスでは夏時間(サマータイム)が導入されていて、この期間中は日本との時差が8時間になります。
イギリス冬時間(Greenwich Mean Time/GMT)は10月最終日曜日から翌年3月最終日曜日までです。
イギリス夏時間(British Summer Time/BST)は3月最終日曜日から10月最終日曜日までです。


時差ぼけ対策は飛行機に登場したら、すぐに手持ちの時計をイギリス時間に変更し、体内時計がイギリス時間になるようにすることです。
イギリスに夕方から夜にかけて到着する場合、フライト中になるべく起きていると、滞在先到着後すぐに寝ることができます。
昼頃に日本を経つ便の場合、直ぐに寝るといいでしょう。
機内食は体内時計の調整に役立ちますが、カフェインやアルコールの摂取しすぎには注意が必要です。
イギリスの祝日
イギリスの祝日は「Bank holidays(バンク・jホリデー)」と呼ばれます。
Bank holidaysはその名の通り、銀行(Bank)等の金融機関が休み(Holidays)となることに由来しています。
イギリスの構成国により、祝日が若干異なります。

イングランド・ウェールズ
年間合計8日間
1月1日:New Year’s Day
聖金曜日*:Good Friday
復活祭後の月曜日*:Easter Monday
5月第1月曜日*:Early May Bank Holiday
5月最終月曜日*:Spring Bank Holiday
8月最終月曜日*:Summer Bank Holiday
12月25日:Christmas Day
12月26日:Boxing Day
スコットランド
年間合計9日間
1月1日:New Year’s Day
1月2日:2nd January
聖金曜日*:Good Friday
5月第1月曜日*:Early May Bank Holiday
5月最終月曜日*:Spring Bank Holiday
8月最終月曜日*:Summer Bank Holiday
11月30日:St Andrew’s Day
12月25日:Christmas Day
12月26日:Boxing Day
北アイルランド
年間合計10日間
1月1日:New Year’s Day
3月17日:St Patrick’s Day
聖金曜日*:Good Friday
復活祭後の月曜日*:Easter Monday
5月第1月曜日*:Early May Bank Holiday
5月最終月曜日*:Spring Bank Holiday
7月12日:Battle of the Boyne
8月最終月曜日*:Summer Bank Holiday
12月25日:Christmas Day
12月26日:Boxing Day
* 年によって日付が変動する移動祝日です。
祝日が日曜日の場合、翌月曜日が振替休日となります。
イギリスの気候

イギリスには日本と同じく四季があります。
首都ロンドンは緯度は北緯51度と、北海道の北緯43度より高く位置していますが、西海岸性気候に属しているため海洋からの偏西風の影響を受け、高緯度の割には温暖で過ごしやすい気候です。
夏はあまり暑くならず、冬も高緯度の割には気温が下がらない気候に恵まれています。
曇りの日も多く、年間を通して雨がよく降ります。
急に雨が降り出し、止んでの繰り返しも多く、夏でも朝晩は肌寒い程に冷え込むこともあるため、「一日の中に四季がある」とも言われています。
イギリスは東京より寒暖の差がなく、平均気温は6月から8月にかけての夏場でも20ºC前後です。
夏の日中は30ºCを超えることもあり、一般家庭にはエアコンがないため、窓を開けて扇風機を使います。
こまめな水分補給等、熱中症対策が重要となります。


秋から冬の時期は日照時間が短くなり、どんどん朝晩の冷え込みが厳しくなります。
日中もあまり気温が上がらず、突発的な雨が多く降ります。
冬は平均気温が5ºCを下回りますが、氷点下を割ることは滅多になく、雪はほとんど降りません。
冬になると霧が多く発生します。
首都ロンドンの年間降水雨量は621mmと、東京の1,435mmの半分以下です。
1日の中での気候の変化が多く、曇りがちな空模様の印象が強いため、雨が多いと感じられます。
雨が降り続けることは少ないため、傘を持ち歩かない、少しくらい濡れることは気にされない、フードを被ってしのぐという方も多いです。
傘を差さないイメージがあるかもしれませんが、小雨でも傘を差す方もいるため、気にせずに傘をさした方がいいでしょう。

イギリスの電源プラグ・電圧・周波数事情

イギリスのコンセントに差し込む電源プラグはBFタイプ(Gタイプとも呼ばれます)の先が四角い3本足のものです。
電圧は220 – 240V、周波数は50Hzです。
イギリスのコンセントにはそれぞれスイッチが付いているため、スイッチをオンにすると通電されます。
日本の電圧100V、周波数50・60Hzのコンセントに差し込む電源プラグはAタイプと呼ばれる2本足のものです。
Aタイプの電源プラグをイギリスのコンセントに差し込むには、AタイプからBFタイプへの変換プラグが必要となります。
ACアダプターや取扱説明書に入力電圧(INPUT)が「100-240V 50/60Hz」とあれば変圧器は不要です。
240Vに対応していない機器は変圧器が必要です。
変圧器は重く、取り扱いには注意が必要なため、変圧器が必要な機器が留学中に本当に必要かどうかよく判断してください。

イギリスの水事情

イギリスの水道水は飲用可能ですが、地域によっては硬水のため、慣れないうちはお腹が緩くなることもあります。
気になる方は、はじめのうちは沸かした水道水かミネラルウォーター、浄水器を通した水道水を飲むといいでしょう。
イギリスのトイレ事情
トイレットペーパーは水に流せますが、一度に大量に流すと詰まりますので注意しましょう。
温水洗浄便座やビデは普及していません。
主要駅や道路、地下にある公衆トイレには無料と有料(20-50ペンス程度)のものがあります。
住宅にはバスルームとして、シャワーや浴室とトイレが一緒の空間にある場合が多いです。
近年、公共施設等ではユニセックスのトイレが増えてきています。

紙幣画像の掲載はBank of England「Banknote reproduction conditions for digital reproductions」に準拠しています。