CURRICULUM VITAE
CV(英文履歴書)の書き方
イギリスで就職・大学進学するために必要なCV(英文履歴書)の書き方を紹介します

CVとは

イギリスを含む多くの英語圏では履歴書のことを「CV(シーヴィー)」といいます。
CVはラテン語の「Curriculum vitae(カリキュラム・ヴィータイ)」の頭文字を取ったもので、「Course of life(人生の道筋)」という意味です。
履歴書のことをアメリカ合衆国では「Résumé(レジュメ)」やアクセント記号のない「Resume」と呼びますが、厳密にはCVとRésuméは記載する内容が異なります。
当サイトでは「CV(英文履歴書)」に統一してご案内します。
CVの形式
イギリスではCV(英文履歴書)に決まった形式はありません。
日本のように履歴書の用紙が売っていて、手書きで記入する方式ではないため、CV(英文履歴書)のデザインも重要となります。
CV(英文履歴書)は面接過程に進む前の書類選考時に必ず見られるため、自分をアピールする絶好の機会となります。
伝わりやすく、読みやすく、簡潔に、間違いのない英語で書くことが非常に重要となります。

CVの内容

CV(英文履歴書)に決まった形式はないため、利用目的に応じて内容を変える必要があります。
大きく分けて、就職と大学・大学院進学のためのCV(英文履歴書)の内容は異なり、応募する先によって適切な内容に調整します。
例えば、アルバイト・パートタイム就労でレストランのウェイターへの応募、インターンシップでオフィスワークへの応募、フルタイム就労での金融業界への就職活動、大学進学で英語学部への出願、大学院進学でコンピューターサイエンス学部への出願を全て同じCV(英文履歴書)で対応することは不可能です。
決まった形式がないからこそ、個人のアピール力とまとめるスキルが求められます。
一般的にCV(英文履歴書)には以下の内容を記載します。
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職務履歴
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学歴
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資格・スキル
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個人情報・連絡先
新しいものから古いものの順に書いていきます。
日本の履歴書と違い、顔写真は必要ありません。
国籍、保有しているビザの種類と有効期限、住所、生年月日等は必須ではありませんが、応募の条件となっている内容は記載する必要があります。

CVのフォント

CV(英文履歴書)のフォントに正解はありませんが、和文フォント(日本語フォント)を使用することは避けた方がいいでしょう。
英語圏では欧文フォント(アルファベットのフォント)が使われており、和文フォントを目にする機会はありませんので、英語の書類を和文フォントで作成すると見慣れていないため違和感があります。
職種や個人の好み等に合わせて、セリフ体(和文フォントの明朝体に近い、飾りがついている書体)とサンセリフ体(和文フォントのゴシック体に近い、飾りがない書体)を選びます。
セリフ体であればTimes New Roman、サンセリフ体であればArialやHelveticaが一般的です。
CV(英文履歴書)に慣れていない方はあまりフォントで冒険しない方が安心です。
黒一色で問題ないため、複数の色を使う必要はありません。
CVを書くときの注意点
CV(英文履歴書)は必ずA4サイズの用紙で作成します。
保存形式はPDFが望ましいですが、場合によってはWord形式で保存し、提出します。
メールかオンラインでの応募が多いため、手書きのCV(英文履歴書)は認められないでしょう。
A4用紙2枚までにまとめますが、ほとんどの場合はA4用紙1枚で十分でしょう。
誤字脱字は論外ですので、何度も見直し、英語に自信がない場合はネイティブスピーカーに確認してもらいましょう。
