イギリスの住所の仕組みを知ろう Part 2:ストリートサイン

2019年11月28日

イギリスの住所は日本の住所と大きく異なるため、あらかじめ住所の書き方・ルールを把握しておくと留学生活や観光旅行で初めての土地に行っても、落ち着いて行動できます。

 

 

シリーズ第1弾は以下からご覧いただけます。

→ 「イギリスの住所の仕組みを知ろう Part 1:ポストコード

https://www.ryugakuatuk.com/how-uk-addresses-work-postcodes/

 

 

シリーズ第2弾の今回はイギリスの道で見かける看板、ストリートサイン(Street Signs)に注目して見てみましょう。

 

 

Lord North Street

SW1

 

 

Parliament Street

SW1

 

 

Downing Street

SW1

 

 

Great Scotland Yard

SW1

 

 

Buckingham Gate

SW1

 

 

上の写真のはロンドン南西部の通りを写しています。

通り名(Street names)と一緒に、「SW1」と表記されています。

「SW1」はロンドン南西部(South West)の1区(ロンドン南西1区)という意味です。

ロンドン特別区「City of Westminster(シティー オブ ウェストミンスター)」にあるため、その表記も看板にあります。

 

 

他の地区も見てみましょう。

 

Carnaby Street

W1 ー ロンドン西1区

 

 

このようにポップなデザインも見かけます。

 

 

Hookers Road

E17 ー ロンドン東17区

 

 

ストリートサインは行政区が設置しているため、地区毎にデザインや形式が異なります。

設置場所は建物の1階(イギリスでいう地上階、Ground floor)と2階(イギリスでいう1階、First floor)の間当たりの外壁や、道路上の低い位置、目線より高い位置と様々です。

 

また、RoadをRd.のように省略した表記にしている看板もよく見かけます。

 

 

Kensington Gore

SW7 ー ロンドン南西7区

 

 

Sloane Street

SW1

 

 

上の写真はこれまでに紹介した他の写真と違い、フォントや看板全体のデザインがより洗練された印象を受けます。

洗練された街並みに溶け込むようにという、管轄の行政区の意向が見受けられます。

 

「Borough of Chelsea(バラ オブ チェルシー)」、正式名称「the Metropolitan Borough of Chelsea」は1900年から1965年3月まで存在したロンドン南西部の行政区で、その時の名残を看板から感じることができます。

1965年より前からある50年以上の歴史ある看板が今もなお使われているのがイギリスのいいところでもあります。

1965年4月以降は「Royal Borough of Kensington and Chelsea(ロイヤル バラ オブ ケンジントン アンド チェルシー)」として、隣接するケンジントン地区と統合されています。

ケンジントン地区にはKensington Palace(ケンジントン宮殿)がありイギリス王室との関係があることから、行政区の名称に「Royal(ロイヤル)」が付いています。

 

上の写真をよく見ると「SW1」の表記が終止符(フルストップ、ピリオド)付きの「S.W.1」となっていますね。

1960年、70年代以降からは現行のポストコード制度がイギリス全域に導入されたのと同時に、各文字の終わり、場合によっては数字の終わりにも終止符を打つ習慣が廃れたため、看板の終止符からも歴史を感じることができます。

古くは「S.W.1.」や「S.W.1」と表記していたポストコードが「SW1」と簡素化された流れがあります。

 

 

Kensington Church Walk

W8 ー ロンドン西8区

 

 

この看板も「The Royal Borough of Kensington」と「KENSINGTON CHURCH WALK. W.8.」という表記から古い看板であることが分かります。

同じ通りには「The Royal Borough of Kensington and Chelsea」と書かれた看板もありますので、ストリートサインを観察してみると面白いかもしれません。

 

 

イギリスのストリートサインはただ道の名前が書かれているだけではなく、その道や管轄の行政区の歴史を紐解くことができる魅力が詰まっています。

イギリスの住所の仕組みを知り、ストリートサインに注目してみると今まで見えなかったイギリスの魅力、歴史に気づくことができるかもしれません。

ぜひイギリスに留学や観光で訪れた際は、ストリートサインも楽しんでみてください。

現地ロンドンとは

あなたの人生を変えるイギリス留学・YMS・ホームステイを現地ロンドンから安心サポートするイギリス留学エージェント「留学@UK」のスタッフがイギリスの最新情報を現地ロンドンからお伝えするイギリス情報満載ブログです。

 

カテゴリー

最近の投稿

イギリスは新型コロナウイルス対策の規制を撤廃します

3月も中旬に入り、日に日に日照時間の伸びと寒く暗い、辛い冬の気候から過ごしやすい春の気候への移り変わりを徐々に感じるイギリス・ロンドンですが、まだまだ暖かい春模様までは時間がかかりそうです。 今月3月最終日曜日にはイギリスは夏時間(British Summer Time/BST)に切り替わりますが、時計の針が1時間早まるだけで、一気に春の到来を感じる方もイギリスには多く、明るい日中の時間を有効活用できるようになります。  ...

ロンドン地下鉄ストライキ 2022年3月1日–3日

冬から春への移り変わりの時期となる3月に入りました。 毎年3月最終日曜日にはイギリスは夏時間、British Summer Time(BST)に切り替わり、時計が1時間早まるため、日中の明るい時間を有効活用できるようになります。 今年2022年は3月27日(日)が3月の最終日曜日のため、その日の午前1時が午前2時になります。   ロンドン地下鉄ストライキ イギリスの首都、ロンドンは便利な公共交通機関が発達していますが、数ヶ月おきにストライキが決行されます。...

2022年3月からロンドン交通局の運賃が値上げされます

本日で2022年2月も終了し、3月に入ろうとしていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 イギリス・ロンドンは冬にしては穏やかな気候の日もあれば、まだまだ寒さ厳しい天候のときもあり、冬から春への移り変わりはもう少し先という時期です。   ロンドン交通局の運賃値上げ さて、2022年3月からイギリスの物価上昇に伴い、Transport for London(ロンドン交通局)の公共交通機関の運賃が値上げされることとなりました。...

2022年度第1回のYMS抽選の詳細が発表されました

留学エージェント「留学@UK」は2022年1月4日(火)から通常通り営業しております。 2022年以降のイギリス留学・YMSをご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。   2022年度第1回のYMS抽選 さて、2022年のYMS(Youth Mobility Scheme/いわゆるワーキングホリデー)1月抽選の詳細が発表されました。 YMSは年2回、例年1月と7月の抽選、年合計1,500名の抽選枠があります。...

2021-22年 年末年始の営業日のお知らせ

暴風雨の影響で例年より寒さが厳しく感じるイギリスの12月、みなさま暖かくしてお過ごしでしょうか。 昨年同様、今年の年末年始もどのように送れるか、まだ不透明な部分もありますが、イギリス留学生はイギリス国内でゆっくり過ごされる方も多いのではないでしょうか。 季節のイルミネーションが盛んなイギリスでは、日が暮れて暗くなる夕方以降、普段以上に素敵な街並みを楽しめます。   イギリスの冬はイングランド北部やスコットランドを除き、実はあまり雪は降りません。...

アーカイブ

2022: 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2021: 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2020: 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2019: 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2018: 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

2017: 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

以下のボタンをクリックしていただけると更新の励みになります!

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)へ

にほんブログ村

 

このページの内容は役に立ちましたか?

最近の投稿

イギリスは新型コロナウイルス対策の規制を撤廃します

イギリスは新型コロナウイルス対策の規制を撤廃します

3月も中旬に入り、日に日に日照時間の伸びと寒く暗い、辛い冬の気候から過ごしやすい春の気候への移り変わりを徐々に感じるイギリス・ロンドンですが、まだまだ暖かい春模様までは時間がかかりそうです。 今月3月最終日曜日にはイギリスは夏時間(British Summer Time/BST)に切り替わりますが、時計の針が1時間早まるだけで、一気に春の到来を感じる方もイギリスには多く、明るい日中の時間を有効活用できるようになります。  ...

ロンドン地下鉄ストライキ 2022年3月1日–3日

ロンドン地下鉄ストライキ 2022年3月1日–3日

冬から春への移り変わりの時期となる3月に入りました。 毎年3月最終日曜日にはイギリスは夏時間、British Summer Time(BST)に切り替わり、時計が1時間早まるため、日中の明るい時間を有効活用できるようになります。 今年2022年は3月27日(日)が3月の最終日曜日のため、その日の午前1時が午前2時になります。   ロンドン地下鉄ストライキ イギリスの首都、ロンドンは便利な公共交通機関が発達していますが、数ヶ月おきにストライキが決行されます。...

2022年3月からロンドン交通局の運賃が値上げされます

2022年3月からロンドン交通局の運賃が値上げされます

本日で2022年2月も終了し、3月に入ろうとしていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 イギリス・ロンドンは冬にしては穏やかな気候の日もあれば、まだまだ寒さ厳しい天候のときもあり、冬から春への移り変わりはもう少し先という時期です。   ロンドン交通局の運賃値上げ さて、2022年3月からイギリスの物価上昇に伴い、Transport for London(ロンドン交通局)の公共交通機関の運賃が値上げされることとなりました。...

コメント

0 Comments

Submit a Comment

Your email address will not be published.

イギリス留学エージェント「留学@UK」のスタッフがイギリスの最新情報を現地ロンドンからお伝えするイギリス情報満載ブログ「現地ロンドン」をお読みいただきありがとうございます。

 

イギリス留学は現地ロンドンにオフィスを構える「留学@UK」までお気軽にお問い合わせください。

 

あなたの人生を変えるイギリス留学・YMS・ホームステイを現地ロンドンから安心サポートするイギリス留学エージェント「留学@UK」はEnglish UK Partner Agencyに認定された数少ない留学エージェントです。

 

Home > イギリスの住所の仕組みを知ろう Part 2:ストリートサイン
English UK Partner Agency
English UK Partner Agency