イギリス留学やYMS(Tier 5 Youth Mobility Scheme/いわゆるワーキングホリデー)、イギリス観光旅行でのお金の持って行き方に悩む方は多いかと思います。
イギリスではポンド・スターリング、通称ポンドが通貨として使用されています。
通貨記号は「£」、アルファベット3文字で表すISO Codeは「GBP」です。
留学エージェント「留学@UK」は無料留学カウンセリングで多くの方から、イギリスにどのようにお金を持って行けばいいかご質問をいただきます。
そこで今回はおすすめのイギリスへのお金の持って行き方をご紹介いたします。
1. 現金
カード社会のイギリスでも、やはり現金は広く使われています。
普段はカード払いが多くても、念のため財布に少額の現金を入れておく方もたくさんいます。
日本で日本円からポンドに両替しておくとイギリスに到着してすぐに空港で買い物ができたり、タクシー・公共交通機関に乗れるので安心です。
£50札は偽札が多く断られるお店も多いため、選べる場合は£5・£10・£20札に両替してもらいましょう。
ただ現金は盗難・紛失すると戻ってきませんので、あくまでも少額に留めておきましょう。
また、全額を財布やスーツケースにまとめて入れずに、分かりにくいように外から見えない袋等に小分けに入れてしまいましょう。
例えば靴底の下や靴下の中等、一見するとお金が入っているとは思いにくい場所が安心です。
イギリス滞在期間中の生活費全てを現金に頼ると万が一の際危険ですので、他の方法と併用するのが便利です。
2. クレジットカード
カード払いしか受け付けないお店もあるほどカード社会のイギリス。
クレジットカードが1枚あると安心です。
未成年や本人に安定した収入がない場合、家族カードを持つ選択肢もあります。
ICチップがない磁気カードでの支払いを受け付けてもらえないお店も多いので注意しましょう。
国際ブランドがVisa(ビザ)かMastercard(マスターカード)であれば基本的にどこでも使用できます。
American Express(アメリカンエクスプレス/アメックス)も普及していますが、使用できないお店も多いです。
JCBはある程度規模の大きいお店や高級な商品を取り扱うお店では使用できることが多いですが、普段使いには向いていません。
留学保険に別途加入しなくてクレジットカード付帯の海外旅行保険が適用となる場合もありますので、保障内容をご確認ください。
3. デビットカード
クレジットカードと同様に使用できるのがデビットカードです。
利用額が即時銀行口座から引き落とされるので、銀行口座に入っている額しか使用できないのも安心です。
JCBはイギリスを含むヨーロッパでは使用できない場面も多いので、「JCBデビットカード」はあまりおすすめではありません。
日本の銀行口座のキャッシュカードで利用できる「J-Debit」は日本国外では利用できませんのでご注意ください。
4. プリペイドカード
事前に入金した額が上限となるプリペイドカードも選択肢の一つとして人気です。
キャッシュパスポート、NEO MONEY、MoneyT Global、マネパカードが有名です。
NEO MONEY以外はICチップ搭載カードなので使用できる範囲が広がりますね。
5. イギリスの銀行口座開設
1年以上の長期留学やYMSの場合はイギリスの銀行口座を解説できる可能性があります。
通われる学校や留学の種類によっては銀行口座開設が難しい場合もあるようですので、詳しくは各銀行窓口にお問い合わせください。
イギリスの銀行口座があるとイギリスのデビットカードが持て、日本にいる家族やオンラインバンキングから海外送金できるので便利に生活できます。
基本的に半年以下の留学生は銀行口座開設はほぼ不可のようですので、別の方法でお金を管理してください。
なお、トラベラーズチェック(Traveller’s Cheque/旅行小切手)はかつては盗難・紛失の際に再発行が受けられ広く使われていましたが、日本国内では2014年に販売を終了したため、現在入手することはできません。
また、日本円を持っているとイギリスではどこの両替所でもポンドに両替できますのでお守りとして持っていると安心かもしれません。