「このままでいいのかな」――社会人になってから、そんな思いを抱いたことはありませんか?
私が6ヶ月間カナダに留学したのは、まさにそんな時でした。社会人としてのキャリアを続けながらも、もっと広い世界を見たいと思い、思い切って一歩を踏み出しました。
この記事では、K.Iさんが留学を決めた理由・準備・現地での経験・友人づくり・そして留学後のキャリアについてまとめています。これからイギリスをはじめ、海外留学を考えている方の参考になれば幸いです。
留学を決めた理由
ー 行かなければ、一生「憧れ」で終わると思った
父がアメリカを訪れる機会が多く、幼い頃から海外に触れることが多かったように思います。12歳のときに初めて行ったアメリカ旅行が、私にとって「海外で生活する」ことを意識し始めたきっかけでした。
大学時代は他のことに夢中で、結局留学の機会を逃したまま社会人に。しかし、働くうちに「このまま海外生活を諦めていいのだろうか」と考えるようになりました。
もっといろんな人と出会い、いろんな世界を見たい。そして、「行かないまま後悔したくない」。そう思い、決断しました。行くことで“憧れ”を“行動”に変えることができた瞬間だったと思います。

留学準備
ー 英語よりも「生活の準備」を重視
英語力を高めておくべきだと分かっていながらも、正直なところ、出発前の勉強は十分ではありませんでした。
スマホの言語設定を英語にしたり、NetflixやYouTubeを英語字幕付きで観るなど、最低限のことしかできませんでした。そこは今でも後悔が残っています。留学スタート時点までにどれだけ英語力を上げられるかによって、楽しみ方も変わってくると思います。
ただ、生活面の準備はかなり入念に行いました。留学後はワーキングホリデービザに切り替える予定だったため、家探し・仕事探しの方法、家賃相場、生活費などを細かくリサーチ。現地で慌てないように、CV(履歴書)も事前に英語で作成しておきました。
そのおかげで、実際の生活とのギャップが少なく、「想像していた通りの海外生活」が送れたと思います。英語の勉強も大切ですが、“暮らす準備”もしておくことが安心感につながると感じました。
語学学校での学び
ー 英語だけでなく「自分と文化」を見つめ直す時間
通っていた語学学校には、さまざまな国からの学生が集まっていました。授業では英語だけでなく、世界の文化や社会問題についてもディスカッションする機会が多く、他国の学生の知識の深さに驚かされました。
特に印象的だったのは、20歳前後の学生でも自分の国の歴史や政治に対して明確な意見を持っていること。それを堂々と英語で話す姿を見て、「自分の国のことをもっと知っておくべきだ」と強く感じました。
日本にいると、なかなか自分の文化や社会を“外からの視点”で見ることはありません。でも、海外で生活すると、改めて日本の良さにも気づけます。留学を通して、「英語を学ぶ」ことと同じくらい、「自分と自国を理解する」ことの大切さを実感しました。

友達づくりと現地での過ごし方
ー 勇気を出して「誘いを受ける」
トロントでの友人づくりは、基本的に語学学校が中心でした。学校のアクティビティはもちろん、放課後の誘いもできるだけ積極的に受けました。
友人たちが教えてくれる各国料理のレストランに行ったり、ホームパーティーに参加したり。最初は1人で行く勇気がなかったので、日本人の友人を誘って一緒に参加することもありました。
結果的に、英語を話す機会も増え、多国籍な食文化を楽しめて、とても充実した時間を過ごせました。また、日系の留学エージェントが主催するミートアップにも参加し、日本人コミュニティとのつながりも大切にしていました。
留学生の中には「日本人と関わらない方がいい」という人もいますが、私は情報共有や支え合いの意味でも、両方の世界を活用するのが大事だと思います。
大きな失敗はありませんでしたが、異文化による感覚の違いには注意が必要でした。お酒の席でのノリや距離感など、日本とは違うことも多いです。「嫌なときは断る」「直感を信じる」という意識は常に持っていました。

留学後のキャリア
ー コロナで予定変更、そしてイギリスへ
実は、トロント留学中に新型コロナの影響でロックダウンになってしまい、予定していたワーキングホリデービザへの切り替えができなくなりました。
オンライン授業を受けながら、「この先どうしよう」と悩みましたが、最終的にはイギリスのワーキングホリデービザ(YMS)に挑戦することを決意。それがきっかけで、今はロンドンで生活を続けています。
まだまだ英語の勉強は続いていますが、カナダ留学で得た「行動する勇気」が、今の私の原点です。
留学を考えているあなたへ
ー 完璧じゃなくても、一歩踏み出してほしい
もし今、「いつか留学したい」「海外で生活してみたい」と思っているなら、一歩踏み出してみることをオススメします。
私も最初は不安だらけでしたが、実際に行ってみて感じたのは、“やらなかった後悔より、やって感じた後悔の方がずっといい”ということ。
短期間でも構いません。海外で暮らすという経験は、必ずあなたの人生の視野を広げてくれると思います。

