昨日、2020年3月29日(日)にイギリスは冬時間(Greenwich Mean Time/GMT)から夏時間(British Summer Time/BST)に切り替わり、時間が1時間早まりました。
これにより、日本との時差は8時間となります。
毎年3月最終日曜日は冬時間から夏時間に切り替わる大切な季節の節目です。
3月最終日曜日の午前1時が午前2時に1時間早まり、アナログ時計は針を1時間進める作業が必要となります。
イギリスは細かいことを気にしない、おおらかな方が多いので、年中冬時間のままの時計も目にします。
デジタル時計は基本的に電波等で自動的に正しい時刻に修正されるので安心ですが、いつも通り壁掛けのアナログ時計を信頼していたら1時間遅れていたなんてことも、夏時間に切り替わってすぐの時期のイギリスあるあるです。
スマートフォンの時計を確認するのが安心です。
夏時間の導入は太陽が出ている明るい日中に効率的に活動できるようになるという意図があります。
古くは農業や屋外での労働に従事する方々の効率化のために導入された夏時間ですが、明るい日中に1時間長く行動できるようになるため節電にも繋がり、現代の生活にも合った合理的な仕組みともいえます。
まだまだ朝晩は肌寒くなり薄手のコートは手放せませんが、日中は10°Cを超える日も多くなってきているため、だんだんと春らしさを体感できるようになってきていることを実感します。
なんといっても、暗い朝起きなくて済むということだけでも春の訪れを感じます。
イギリスの冬は寒いだけでなく、日照時間が短く、早いと午後3時ごろから暗くなってしまい、学校や職場に日中こもっていると日に当たることなく1日が終わってしまうことも多々あります。
朝起きた瞬間から照明をつけなくても部屋が明るいだけで気持ちがいいものですね。
さて、そろそろイースターの時期が近づいてきました。
毎年3月22日から4月25日の間で変動する「Easter(イースター)」は必ず日曜日のため、その日を挟む金曜日と月曜日がそれぞれ「Good Friday(グッド・フライデー)」と「Easter Monday(イースター・マンデー)」という祝日(Bank holidays/バンク・ホリデー)となり、4連休となります。
今年2020年は4月10日(金)から4月13日(月)までの4日間がお休みとなり、行政機関・銀行等も閉まります。
銀行が閉まる日のため、「Bank holidays(銀行の祝日)」と呼ばれるようになりました。
現地ロンドンにオフィスを構える留学エージェント「留学@UK」もイギリスのカレンダーに従った営業日のため、この4日間は休業日です。予めご了承ください。
4月14日(火)より通常通り営業いたします。
イースター休暇中に受信したメールは火曜日以降、順次ご返信いたします。
イギリスでは祝日と土日の週末を合わせての3連休は他にもありますが、4連休はとても珍しいです。
12月25日のクリスマス・デーと翌26日のボクシング・デーが週末の土日と並ぶと4連休となり、直近では昨年2017年がクリスマスの4連休でしたが、それ以外ではイースターのみが週末を挟んでの4連休の祝日となります。
次のクリスマス+週末の4連休は2023年とまだまだ先の話です。
イギリスでは他に長期休暇を個人が取るのが多いため、祝日として一斉に休まなくても問題ないのかもしれませんね。
イギリスにいらっしゃるみなさまはこれから暖かくなる季節をお楽しみください。